mbtiオタクにマウントを取らせないための、mbtiのはじめの一歩
お疲れさまです。くすすとりです。
ここでいうmbtiオタクとは誰なのか?
自分のことです...
mbtiとは何なのか?
端的に言うと、それぞれの人の思考パターンを体系的に分類するための心理テストや性格診断の一種です。 https://ja.wikipedia.org/wiki/MBTI
MBTI(マイヤーズ・ブリッグスタイプ指標)は内省的な自己申告アンケートであり、人がその人自身の世界をどう認識し、物事の決定をしていくのかという点について心理的な選好を表すことを目的としている
mbtiではそれぞれの人の性格を
- 4つの観点で
- 相反する2つの性質のどちらに近いかによって
評価した結果によって判別します。それらの結果は4文字のアルファベットによって表記する事ができます。
簡易的な診断がインターネット上にいくつか存在しているので、自分のタイプがなんだろう?と気になった際はそれらを当たってみると良いかなと思います。いちばん有名なのがこのサイトです。10分程度で終わります。
自分は、mbtiは他者を理解するためのツールとして非常に有用であると考えています。
ツールとしてのmbti
人と関わる上で、相手の考えが見えないことは自分にとってとても恐ろしいことです。特に、自分は幼少期から極度の人見知りであり、初めて接する人に対する強い恐怖心を感じていました。
相手の思考を読み取ることができないことで、自分が全く意図をしない形でその人を傷つけてしまったり、逆に怒りを買ってしまうことが怖く、コミュニケーション自体に積極的になることができませんでした。
しかしながら、社会に出るに当たって、他者のことを理解しながら一緒に仕事をしていく必要が生まれました。その上で社交性の低さは大きな障害になると感じたため、苦手意識のある"知らない人"を知っている人に変えていくために効率よく他者について理解するための手法を探していました。
同僚に教えてもらったmbtiは、そういった希望に非常にマッチするツールで、その人が基底に持つ考え方についての示唆を与えてくれます。2 × 4のざっくりとした性格指向の分類を考えることによって、考え方が自分とどの点で共通していて、どの点で相違しているのかといった点への理解が得られ、どのようなコミュニケーションを取るかの指針を決定することができるようになりました。
各コードの意味
先述の通り、mbtiのタイプは2 × 4通り、系16パターンに分類できます。
ただ、16通りの1つ1つがどのようなタイプであるか記憶することは大変ですし、1つ1つが独立した物であるとして捉えると汎用性が失われます。
そこで、それぞれのアルファベットのコードが何を意味するかについての概要をお伝えします。
例えばINTPというタイプについて
- 人見知りがちで一人であることを好み
- 理屈っぽい反面夢想家で…
といった具体例を列挙することよりも
- 内向
- 直感
- 思考
- 探索
と言った抽象化した理解を行なっていれば、他のタイプ、例えばENTPと比較するときに
- ENTPは一文字目が外向だから、外の世界への関心が自分よりも強いタイプなんだ。
といった理解に落とし込むことができます。
それではいきます!
一文字目 外向/内向
一文字目は、文字通り外側と内側のどちらにより関心を寄せる傾向にあるか、を表しています。 一文字目が
- Eなら外向、外側である世界に影響を与えようとする
- Iなら内向、内側である自分自身に重きを置く
となります。
比較的理解しやすい特徴ですが、この性格がEであれば社交的、Iであれば人見知り…といった限りではありません。たとえ内面の仕組みがそうであっても、外側に現れる特徴は必ずしも予測されるものではありません。誰よりも社交的なISFPや、自己研鑽を続けるESTJも存在します。
二文字目 五感/直感
二文字目は、その人がどのようにして世界の情報を手に入れるのが得意かの違いです。 二文字目が
- Sなら現実の情報そのままを手にすることが
- Nなら表面的には見えない情報の入手が
それぞれ得意です。
言い換えると、Sタイプは物事の具体を掘り下げるのが得意で、Nタイプは抽象を膨らませるのが得意である、と理解しています。
これもあくまで傾向の話ですが、Sタイプは恵まれた五感の感覚でスポーツや歌が上手い傾向が強く、Nタイプは概念を扱う能力から発明やアートの分野で才能を発揮するケースが多いとされています。
三文字目 感情/思考
三文字目は、決断時に利用する評価基準を表しています。 三文字目が
- Fなら感情的な評価を
- Tなら理論的な評価を
優先した決断を行う傾向にあります。
そのため、Fタイプは傷ついたあなたに長い間寄り添ってくれるかもしれませんし、Tタイプはあなたを取り巻く問題の革新的な解決案を提示してくれるかもしれません。
これも比較的分かりやすい概念なのですが、Tタイプが人の気持ちを理解しないか…?と言うとそんなことはないですし、あくまでどちらに重きを置いているか?と言う観点での違いと認識しています。
四文字目 決断/探索
四文字目は、何かを考え、行動を起こそうとしたときにとりうる戦略の傾向を示しています。 四文字目が
- Jなら決断を下すことを優先して
- Pなら探索を続けることを優先する
傾向にあります。
素早く決断を下すことのできるJタイプの姿は見る人にとって自信に溢れて見え、優れた上司、リーダーであることが多いです。また、最良の選択肢を探すPタイプは未曾有の事態で最も頼りになる人物の一人かもしれません。
四文字目の機能はその人のアウトプットに最も現れやすい特徴であり、その人の印象を決定づけることの多い心理特徴であると言えます。
むすび
みんな自分にmbtiこっそり送ってください。
お疲れさまでした。くすすとりでした。